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今でこそコンロの交換はサイズが同じなので苦労はしないが
過去、コンロのサイズ等の規格が統一されてない時代があった
その頃にその規格外のコンロを設置された物件は
今現在の規格サイズに変換するための部材が追加で必要だし
キッチンに枠を貼り付けないとならなかったりで
多少なりとも後付け感が出てしまいます

こういう特殊なコンロを世に出してしまっていたのが
サンウェーブとTOTO、ナショナルである

お客様は揃えてこう言います
「家を買った時はこれが特殊なサイズなんて知らなかった」
「え～今ではこのサイズ無いんですか！？」

メーカーよ！よく聞いてくれ！
規格外のコンロを世に出してしまったのなら
その物件の後々のためにも後継機種を設定してほしい
そりゃ～一部の機種のためになるからさ
需要は少ないとは思いますが作ってしまった責任だよ

今回はその特殊なコンロの入替です
TOTOのフラットコンロと言う名の
KNMG063F(DG3123)

一見普通に見えるけど少し違うのです
まず、キッチンのワークトップとコンロのゴトク位置高さが同じ
だからフラットコンロとネーミングされている

高さが一緒ってことはですよ
コンロ本体の設置面が通常の物より下がっている段落ちです
その段落ちの設置面に現行規格のコンロは取付が出来ないのです

昨年まではこのフラットコンロには後継機種が存在しており
そのまま交換取付が出来ました
しかし極端な需要の減少かその機種は廃番となり
世に出ることが無くなってしまった
（廃番になることが分かった時点で5台在庫を持ちましたがあっという間に完売）

今となっては枠の貼り付けによる工法しか無いのです

とりあえず天板を外します
26年のお使いですからね、サビも出ますよ

で、本体を外すと毎度なのですがキャビネット上面にも汚れ
このフラットコンロの場合、必ずこの収納庫上面が汚れています
普通のコンロではこの部分は汚れないのです
おそらくこのフラットコンロの構造上の問題ではないでしょうか

その分・・・・・清掃が大変でして
どうせ見えなくなる部分だし　掃除はやらなくても

って訳にいかんだろう！ライフテックだぜ！

きれいになったキッチン　ここに専用の枠を貼り付けるのですが
その前に
キッチンステンレスの一部をカット加工する必要がございます
そのカットを怠ると設置したコンロが取り出し困難になり
修理や次の交換時に　「誰が設置したんだよ！」って状況に・・

カットを終えて天板枠の貼り付けとなるのですが
過去記事に何度も何度も書いてますがこの枠
あまり出来が良くないのです（ゆがむし反るし）
サンウェーブの枠はかなり良く出来ているんだけどね
TOTOさん！後継機種が無いのならもう少し改良してくだ～い

で、やっとコンロの設置となりますが
1段下がった設置面でしたが枠の上にコンロでしょ
コンロの下に約5cmの隙間が出来ちゃいますので
フィラーと言う目隠しの部材も必要になるのでございます

でもご希望のリンナイ　リッセとなり
お客様は喜んで下さいましたが
背の低い方の場合・・・
今までより約5cmほどゴトク位置が高くなりますからね
場合によっては使いづらいかも知れません

過去、枠を貼り付けその分コンロ位置があがることを
説明されずに設置されてしまい
弊社のブログで当時は後継機種があると知り
他のコンロを設置したけど背も低くやはり
後継機種のフラットタイプで対応出来ませんか？
と、連絡をいただいたんですがね

断るしかなかった

だって、貼り付けた天板枠もう取れませんので！
（無理やりやれば取れるかも知れないが）

「設置した業者さんで枠の取り外しが出来たら後継機種で対応いたします」
とお伝えした後は連絡が無かったのでおそらくそのままご使用していると思います